歴史から学ぶこと ①スムート・ホリー法(アメリカ)保護貿易
スムート・ホリー法は関税に対する法律です
1930年大恐慌の時に国内景気を良くしようと上院のスムートさんと下院のホーリーさんが提出した法案で輸入品に対してとても高い関税をかけるという法案でした。一度は否決されましが、二度目の法案提出で議会可決、多くの反対意見がありましたが、その時のフーバー大統領が承認してしまいました。
結果:
報復関税を各国が行った為アメリカの輸出が半分以下に落ち込み、大恐慌がより悪化・長期化した。
一次世界対戦のダメージが十分回復していないヨーロッパの諸国の不況はより激しく、特に敗戦国ドイツは戦争賠償金の返済負担に耐えきれずドイツ銀行が破綻、ナチスの躍進、ヨーロッパのファシズム台頭で次の戦争に向け進んでいき、日本もそのながれに飲み込まれていきました。
人類は学習能力があるか?
その前に理解力を持っているか?
過去の痛みを覚えているか?